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お茶と本と手紙が大好き。沢山歩くのも大好き。ネコも大好き。おやつの時間も大好き。
by yorikoguma
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四川の旅 3日目 成都編
6:00 起床

6:50 朝食

7:20 目指すは「熊猫基地」 タクシーで出発 ホテルから25元
     前日ホテルに入っている観光屋さんのお姉さんに「パンダベースに行くには
タクシーでいくらかかると思う?ってきいたら「200元くらい?」といっていたけど
あれはいったいなんだったんだ??
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パンダベースは8時開園で、朝一に行かないと動いているパンダは見られませんよ
ってガイドに書いてあったから急いだんだけど、急ぎすぎて8時前に到着してしまった。
でも、大丈夫!開いていた!!
いい方にアバウトでありがとう、パンダベース!!

ここはパンダパラダイス。沢山パンダがいて、
「幼稚園」「子供」「大人」と住まいが分かれています。
ただ、全部のサークルがいつでも開いているわけではない様子。
何の手がかりもないまま適当に歩いていたらぜんぜんパンダがいない。
「パンダあっち」って書いてある看板に従って歩いてもぜんぜん
パンダの家のドアが空いていない。

えー・・・と途方にくれていたら、職員のおばさん(なんか偉い感じ)が
中国語で「ぺらぺらぺらぺら」といいながら、あっちあっちと指をさす。
なんだかわかんないけど「だんけしぇーん」ってかんじで(要するに何言っても
わかんないから)指差す方向に行ってみると・・・
四川の旅 3日目 成都編_c0043791_9425137.jpg

じゃじゃーん。
行く前にヤフーニュースで見た双子のベイビーパンダが!!!!!!
(ミルクをもらっているもっと可愛い写真もあったはずなので、差替え予定)
しかし!なんてったって生まれたばかりってことで見た感じねずみ。
まだ白黒の気配もない、ピンクのねずみ。
おなか丸出しの格好で保育器の中で寝てるのね。
かわいい!って言いたいところだけど、はっきり言ってぜんぜんかわいくない。笑
かわいくなるのはもう数ヶ月先だわね。

パンダは発情期が年に一度(一日?)なので、みんな夏生まれ。
今の時期に会いに行くと、うまれたばっかりのねずみちゃんか、満1歳になった
割とでっかい子供にしか会えないのだ。ん。でも、それは折込済み。

パンダの保育器のところで、中国人のガイドさんを連れた日本人カップルと
一緒になる。「!」この人たちについていけば、パンダをうまく見られるかも!
と考えて、勝手に便乗することを決心。以降ついていくことに。そしてこれが
「吉」と出た。
ガイドさんに(勝手に)ついていってみると、そこには子パンダが!
しかも人の方を向いて笹を食べている!!
かわいい。
とてもかわいい。
しばらくすると見学者も一気に増え、子パンダコーナーの前は人だかり。
黒くない(金とか銀とかも混ざっているから)けど黒山の人だかり。
皆で可愛い!パンダ可愛い!を連発しながらうっとりする。
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沢山いた日本人観光客の誰かが「このパンダ、なんて名前ですか?」と
聞くと、どこからか「もこみちです。もこみちは人気です」と中国なまりの日本語で
答える。笑う日本人一同。
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(↑パンダはこうして木の上で寝ていることが多い)
へぇ。もこみち・・・
って、あれ?ここにいたんだっけ?と思ったけど帰国後に調べたら、
たしかにANAのCMでおなじみの「もこみちパンダ」は成都のパンダ基地に
いることが分かった。あれ、ほんとのもこみちだったのかも・・・?
四川の旅 3日目 成都編_c0043791_9574654.jpg

(↑もこみち と言われていたパンダ)
まぁ、それがほんとにもこみちだったかどうかはさておき、子パンダは
だんだん調子が出てきて活発に遊び始めました。
タイヤのブランコつきジャングルジムみたいなので遊びまくっています。
おっかけっこしたり、プロレスしたり。

不意に一頭が走り出しました。
特に目的などなさそうだったのですが、猛ダッシュ。
すると、坂で足を滑らしてやわらかい草の上をみごとに「ごろんごろーん」と
転げながらほぼ垂直に2メートルくらい落っこちてしまいました。
でも、本人落ちたことに気づいているのかいないのか、下でぬいぐるみのように
ふつうにお座りしています。

するとそいつと遊んでいたヤツが仲間の不在に気づき、あたりをきょろきょろ
し始めました。で、山の下に仲間を見つけると、よーし!と言って
(聞こえないけど、絶対言ってたよ。やつは絶対に「よーし!」って言った!)
しゅーっとさっきの子が転げ落ちた急な坂をお尻で滑っていきました。
滑り台をすべるみたいに。
おっかしいの。一同大爆笑。

下にたどり着くとまた2頭でじゃれあう。
いいもの見せてもらいました。

その後も、保育器前でゲットしたガイド、別名「パンダセンサー」にくっついて
基地内をまわったお陰で、いいパンダを一杯見られました。むふふ。
お金払ってないのに勝手に利用してスミマセンと、一応心の中では
謝っておきました。
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(オレンジの人がガイドさん=パンダセンサー。)

パンダは5歳くらいまでが子供の範疇らしいのですが、3歳くらいになると
身体もすっかり大きくて、素人目には大人です。そして寿命はだいたい
30年くらいということでした。

亜成体、成体のお部屋も覗き、皆がお食事しているところや
(パンダの食料は99%が笹だそうです)昼寝しているところを見学。
レッサーパンダもちょっと見て、大満足で約3時間の見学を終えました。
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(↑パンダのえさの笹の葉を集める人たち)
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(↑「まぁ、オマエも大変だよな」と仲間の肩を抱きながら餌を食べる新橋風パンダ。)
パンダ基地を出て、外にいたバイクタクシーを捕まえます。
15元で「昭覚寺」まで行ってもらうことに。
昭覚寺は昨日行った、動物園の隣のお寺です。ここの近くにあるバスターミナルから
今日のもう一つの目的地「三星堆」方面行きのバスが出ています。

がたがた穴ぼこ道を揺られること15分位。昭覚寺に着きました。
おじさんにバスターミナルはどっち??と聞いたら「あっちだ!」と
なんとなく指差しで教えてくれました。
ちょっとお寺の前の門前市(お土産やお供え物を売っている)を冷やかして
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お水を仕入れ(冷えたのが1本1元でした)、バスターミナルを探す。
おじさんの指差した方向に適当に歩いていると、あった!ターミナル。
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切符売り場で13元払って「広漢」行きのチケットを買う。ターミナルはきれい。
あちこちに行くバスが沢山止まっている。
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「広漢」行きのバスはだいたい10分おきにあるみたい。頻繁ね。
入り口でお姉さんに切符を見せてちぎってもらって乗車。
バスに揺られること35分。(車内では寅さんならぬ、ブリトニーのライブビデオが
流れていた・・・)
三星堆は広漢市(成都の北東約40キロ)にあります。

着いた駅でしばらく待って路線バス(六路)に乗り換え。
車内でお金担当のおじさんに1.5元払う。あとは川沿いを走るバスに身をゆだねる。
河には水牛がいて、その頭に水鳥がとまっている。のどかな風景。
いいかんじ。

15分くらいで終点の博物館出口前で下車。
(入り口でおろしてくれたらいいのに・・・)

三星堆のあらましについては←こちらが分かりやすいかな?

博物館はとてもピカピカ近代的だけど、中国的にぼろぼろで、
キャプションなんかもとっくに読めないところが一杯あります。
残念ながら、日本で見た「三星堆展」のほうがずっと迫力があって
面白く見られたけど、でもやっぱり本場で見たという感動は強くありました。
見学後、敷地内のレストランでお昼を食べた。
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敷地内に「chaina post」があって、郵便好きとしては寄ってみた。
けど、国営のクセにここはなんだかやたらと商売熱心で頼んでもいない
切手を売りつけようとする。そのくせ「日本までの郵便料金はいくら?」と
聞いても「・・・しらない・・・」ときたもんだ。そんなわけで記念に三星堆
絵葉書だけを買って帰る。

博物館を出て、さっきの路線バスにまた乗って(1.5元)
ターミナルに帰る。帰りはなぜか10.5元の成都行きのバスチケットを買い
スムーズに帰る。
ターミナルからはタクシーに乗ったんだけど、タクシー代が18元ということで
今日一番の交通費だ。笑
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(↑タクシーから見た風景。こんなロナウジーニョが街中にいました)

30分ホテルで休憩して、歩き方に書いてあった春煕街というところに
行ってみる。徒歩15分~20分。
若者だらけ!!人人人。
流行の洋服の店や、スポーツ用品店、ファストフード屋さんが多い。
巨大なガラス張りのハーゲンダッツもあって異彩を放っている。
若者の町なので、あまり見るところもなく、とりあえずぶらぶら。
ものすごーく暑い一日だったので(三星堆では危うく干からびるところだった)
マンゴーカキ氷6元を買って食べる。
微妙な味だったけど、一応マンゴーの味はした。
イトーヨーカドーがあったので入ってみたりしながら、19時になったので
夕食のために、またもや陳麻婆豆腐店へ・・・(懲りない)
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・葱椒鶏(初日から狙っていた)
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・麻婆豆花蟹(豆腐ではなく豆花。ちょっとふわっとやわらかい豆腐)
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名前からも分かるように、1品目には山椒がどっかんと入っています。
一見全く辛そうに見えないでしょー??
山椒外せば辛くないと思ったでしょー??
ええ!全然どうしようもなく山椒の実のエキスが出ていて辛いですよ。
山椒を口に入れなくても・・・
でも、とーっても美味しかった。
鶏肉の下にたくさんの葱があって、それと一緒に食べるとちょっと落ち着く。
塩味も強いのでご飯ととてもよく合いました。
お値段は忘れました。

麻婆豆花蟹は大きな蟹を一匹使った豪華な一皿。88元??
蟹をさばくのに時間を要するのでしょう。出てくるのに時間がかかりました。
カキ氷も食べたし、お昼も遅かったのでお腹がアマリすいていなくて
2品しか頼まなかったのですが、蟹が来るのが遅くて
蟹が来る前に鶏をほとんど食べきってしまいました。

赤くみえる油は、ま、想像通り辛いけど、山椒はこの皿には見えず
その辛さも大した威力はない。さらに、スプーンでこの赤い油をよけると
その下には緑っぽい色の、かにみそダレが隠れていて心を躍らせるのだ。

この日はお姉さんにお願いして、お店のオーダー伝票の紙を一枚
頂きました。お店の名前が入っているし、薄い紙の感触が
とても好みだったからです。たどたどしい中国語で「この紙頂戴??」って
言ったけどやっぱり通じなくて、またもやジェスチャーにて
「これ!!」「一枚」「わたしに」「ほしい」と伝える。
お姉さんは「一体なんでこんなものが欲しいのか??」という顔をしながら
それでも隣のオバサンに「あげなさいよ」と言われて、しょうがなくって
感じでくれました。私があまりに喜ぶので理解できないながらも
そんなに喜ぶならよかったけど、でもなんで?という表情。でもいいんだ。
ありがとう。

レトルトの麻婆のタレを売っていたので家族土産に買う。1箱5元。4パック入り。


ホテルの観光デスクのお姉さん(パンダ基地にはタクシーで200元かかると
言っていたひと)は、パンダと三星堆を一日で行くのはちょっと無理と
言っていたけど何のことはない、いけるものだ。ま、博物館にしかいかなかった
からかもしれないけど・・・
でもやっぱり移動が多くて疲れたので部屋に戻ってお休みなさい。
by yorikoguma | 2006-08-28 07:19 | 四川パンダの旅
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